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そう、容姿はといえば。わたしは生まれつき皮膚が薄い。頬などは血管が透けて見えるほど。おまけに色が白い。死人の様に。
色白なのには訳がある。
赤ん坊の頃から小学校2年生までは、母がせっせと日焼け止めをわたしに塗っていた。
3年生からは洗面台に置いてある日焼け止めを自分で塗るように、と、母から言われ、それまで塗られていた通りに自分で塗るようになった。
顔も首も腕も脚も。
日焼け止めを塗ることには何も抵抗がなかった。それが当たり前だったからだ。
母は元から色白だったので、わたしにも遺伝しているとは思う。
母曰く、子供の頃に浴びた紫外線の総量で、未来の肌に違いが出るそうだ。わたしは日焼け止めを塗るのが習慣になっているから塗っているだけで、そういったことはあまり考えたことがなかった。(続く)
“181cmのわたしと10cmのヒール” への1件の返信
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